山口県北部 萩エリア
松浦 無元 Matsuura Mugen
萩焼の深き趣を映す黒釉薬
土と炎を知り抜いた知性が生み出す名品
生年月日 | 1944年1月 |
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出身地 | 山口県萩市 |
所属 | 萩陶芸家協会正会員 |
窯元名 | 松雲山窯 |
開窯年 | 1980年 |
受賞歴 |
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所在地 | 〒758-0011 山口県萩市椿東中之倉2252-2(Googleマップ) |
電 話 | 0838-25-5366 |
交 通 | 東光寺より徒歩5分 |
駐車場 | 1台 |
展示場 | 有(和室) |
H P |
松浦無元の構える松雲山窯から、もうもうと黒煙が立ち昇っていました。
汗にまみれた陶芸家は窯出しの瞬間も少年のような瞳で心底楽しそうな表情が印象的でした。
祖父の代に萩市浜崎町で漆器職を営んでいた事もあり、萩の伝統工芸である陶芸に心魅かれ、1974年に陶工の道を歩み始めました。
毎日仕事が終わった後、夜中の12時まで裏山の孟宗竹林を登窯築造の為、1年半鍬で掘り続け、1人で仕事場の家を造り窯に使うレンガを造り、3年半がかりで登窯を築造し独立する。
土造り、成形、窯焚きの方法に修練しながらも、気負いなく自然体で創る自分の器。
陶芸一筋の松浦無元が生む器からは、強い存在感がありながらも、やわらかく、やさしい匂いが漂います。
物創りと自認する陶芸家の座右の銘は「天壌無窮(てんじょうむきゅう)」
「自然からいただいた宝物でひとつひとつ作る。 物創りには極まるところは無いのです。 私の作品を使っていただく方々に、安らぎや感動を与えることが出来てこそ私の喜びなのです。」と謹直な人柄そのものの言葉。
綿密な研究と努力で1984年に黒萩茶盌を生み出し、二度三度と本焼きをして完成させた黒萩富岳茶盌など萩及び全国唯一の名品です。
現在、無元独自の紅萩茶盌も完成しています。