山口県北部 萩エリア

福光 京子 Fukumitsu Kyoko

素朴で飾り気のない萩焼の美に用の美
をプラスして自分の作品に表現


生年月日1968年11月28日
出身地山口県防府市
所属萩焼伝統工芸士会 会員
萩陶芸家協会正会員
窯元名陶房 福光
開窯年2000年
所在地〒758-0303 山口県萩市大字高佐下1196(Googleマップ
電 話08388-8-0033
交 通徳佐高校高俣分校より車で5分
駐車場3台
展示場

有(和風の趣きを重視し、食器を中心に展示)

H P

https://ja-jp.facebook.com/pages/陶房福光/461943860617481�


 笑顔がチャーミングな福光京子は、子供の頃から物を作ることが大好きでした。成長するにつれ、物を作るという行為が陶芸への興味に変わります。高校を卒業後、萩女子短期大学生活工芸コースに入学。卒業後は聴講生として陶芸を学びました。一九九〇年、小田光治に師事し、約十年間修練を積み陶技を習得します。「学生の時、登り窯の窯焚きの見学に行ったのです。陶工の汗と炎の色に感動して、私もこの仕事がしたいと思いました。意志は強い方ではないのですが、その時は何故か迷うこともなくすごいパワーがあったんです。」そのパワーで辛い修業を乗り越えて二〇〇〇年に独立を果し、念願だった陶房福光を築窯します。
 「全国各地の焼物を見て回りました。なぜ萩焼なのかと疑問に思ったこともありましたたが、素朴で飾り気がなく、器肌の柔らかさが魅力の萩焼が一番好きだと気がついたのです。」萩焼に新しさを取り入れながらも、伝統工芸という重みを忘れたくないと言う。「まず使い勝手を大切にします。自分で作った食器は必ず使用し次の作品の参考にしています。使ってみて初めて食器の大きさ、形が見えてくるのです。私の食器を使ってみたいと思っていただけたら幸せですね。」
 気分に左右されやすいから、平常心を持って作陶に打ち込むと言う作家の毎日は、のんびりです。近所を散策しながら道の草花を見つめ、どんな花入れが似合うかなと考えるそう。飾り気がなく気立てのやさしい福光は、萩焼の素朴さと温もりを合わせ持つ女性でした。