山口県北部 萩エリア
樋口 大桂 Higuchi Taikei
伝統と独創性の融合による作風の確立に
勇猛精進の覚悟で挑み続ける
生年月日 | 1955年2月13日 |
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出身地 | 東京都 |
所属 | 日本工芸会山口支部 萩焼伝統工芸士会監査 萩陶芸家協会理事 |
窯元名 | 陶房大桂庵樋口窯 |
開窯年 | 1985年 |
受賞歴 |
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所在地 | 〒758-0011 山口県萩市大字椿東1505-1(椎原)(Googleマップ) |
電 話 | 0838-22-1447 |
交 通 | 松下村塾より徒歩3分 |
駐車場 | 5台(店舗前と店舗裏) |
展示場 | 有(実店舗) |
H P | |
東京に生まれ育った私は高校生の時、萩の三輪休和氏・志野の荒川豊蔵氏の作品の吸い込まれるような魅力に感動し憧れ、いつか自分もそんな作品を作りたいと思うようになりました。
1975年・東京デザイナー学院工芸科を卒業し萩に移住、10年間の修行を経て独立・築窯、1990年・山口県美術展に茶盌が入選したことを機に1991年・現在地に工房と店舗である「陶房大桂庵樋口窯」を開店しました。
萩焼を「日本人の美意識が生んだやきもの」と位置付け伝統にオリジナリティーを融合させた作品を生み出すと共に、萩焼伝統工芸士として伝統的工芸品であることへのこだわりを大切にし現在の生活スタイル及びその空間に存在感のある作品の作陶をしております。
また、萩焼が陶土・釉薬(木灰釉・わら灰釉・鉄釉)・焼成(酸化・還元) により表現されるやきものであると考え多くの作風を作り出してきましたが、休和氏の『休雪白』への憧れの思いが止むことはなくその取り組みには長い年月を要しながらも、その皹文が多すぎず少なすぎず降り積もる雪のようなしっとりとした白を見ることができた時に『鬼白』と命名しました。
しかしながら、この作風は釉調の変化をどのように表現するかが難しくこれからも緊張の挑戦を続けていくと共に、鬼白に違う釉薬を掛分ける技法による作陶など鬼白の新たな挑戦にも取り組み、陶芸家としての成長に終わりのない作風となっております。
また、古萩にもある鉄釉薬は調合や焼成により変化に富んだ表現が出来るものとして、これからも挑戦し続けていきたい作風のひとつです。
10代で憧れたこの道を、20代・30代は一心不乱・無我夢中で挑み、40代でこの道を天職と思い、60代でやっとこの道に生涯を捧げる思いに至り、これからも勇猛精進を続ける覚悟で作陶していきたいと思っております。