山口県北部 萩エリア
小田 光治 Oda Mitsuharu
生き生きした器の表情を焼成
新しい風を吹き込む萩焼作家
生年月日 | 1953年8月1日 |
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出身地 | 千葉県千葉市 |
所属 | 萩焼伝統工芸士会 会員 萩陶芸家協会理事 |
窯元名 | 陶房小田 |
開窯年 | 1986年 |
所在地 | 〒758-0074 山口県萩市平安古町107-15(Googleマップ) |
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電 話 | 0838-25-0349 |
交 通 | JR玉江駅より徒歩15分 |
駐車場 | 有 |
展示場 | 有 |
三年のサラリーマン生活の後、吉賀大眉陶房で修行。「萩は両親の故郷です。会社を辞める前に何をしようかと考えたとき、そこに萩焼があったという感じでした」。一九八六年に独立したが、陶芸の創造性とオリジナル性の難しさにぶつかり「一年は遊んでいました。無知だったのですね」
それから大道土と見島土の配合、天然の藁灰釉の選択と調合、酸化炎と還元炎の焼成といったすべての工程のなかでの研究に没頭。一九九二年には穴窯とのぼり窯併用の窯を築きました。無釉で焼き締める硬度、温度や湿度など条件を変えるとどうなるか。「いろいろな条件下で肌合いや色彩の変化を自分の目と手で確かめたかった。プロの陶芸家なら使い分けることができなければ」
自分で答えを出していこうという姿勢は、前歴のケミカルエンジニアだったときに培ったものです。釉薬に顔料の混合、穴窯特有の窯変の様子、刷毛目などの装飾技法に独創的な作品への自信が深まっていきました。
「分かりやすいやきもの、生き生きとした器たちの表情、それがわたしのオリジナルです」という言葉に、萩焼の新しい作家像を見る思いでした。