山口県中部・東部 山口・防府エリア
大井 正則 Oi Masanori
萩焼に絵付けを施した作風は絶賛
夫婦それぞれでこころのある作品を目指す
生年月日 | 1953年6月18日 |
---|---|
出身地 | 山口県防府市 |
所属 | 日本工芸会正会員 萩陶芸家協会正会員 |
窯元名 | 玉祖窯 |
開窯年 | 1928年(佐野焼きとしては千数百年の歴史) |
受賞歴 |
|
---|---|
所在地 | 〒747-0067 山口県防府市佐野290-1(山番地)(Googleマップ) |
電 話 | 0835-24-5757 |
交 通 | 防府駅より車で15分 |
駐車場 | 8台 |
展示場 | 有 |
H P |
陶芸作家の父を持ち、造形芸術に興味を抱いていた大井正則は、本人の強い意志で東京芸術大学工芸科に進学。
田村耕一、藤本能道、浅野陽に師事し、同大学院陶芸専攻を修了します。
大学院在学中に日本伝統工芸展初入選を果たし、帰郷してからも才気煥発し、萩焼としては珍しい絵付けを施した作品で、日本工芸会山口支部新作展「日本工芸会山口支部長賞」受賞や、山口県芸術文化振興奨励賞など、数々の賞を受賞します。
もともと絵を描くことが大好きだった事もあり陶芸作家として伝統の萩焼に個性を取り入れ、絵付けを試みました。
日常食器から壺、大皿などの作陶に励みながら、絵や版画の感覚で楽しめる陶板も制作しています。
「父の作品はどちらかと言うと昔ながらの陶芸で、使えば使うほど味が出る茶陶です。萩焼の良さを表現する侘び寂びの世界ですが、私は自分しかできない物を作りたい。存在感があり個性が光るものです。生活に密着していつも傍らにいるような――。」
取材しながら、この言葉は奥様のことを言っているのかしらと思いました。
陶芸家でもある大井美智子は、大学時代の後輩。人生の伴侶であり、仕事のよきパートナーです。
二人三脚で為し遂げる陶芸から誕生する作品は、あたたかく、見ているだけで癒される名品と言えるのではないでしょうか。