山口県北部 萩エリア
山根 清玩 Yamane Seigan
長年の鍛練が開花した“清玩(せいがん)ブルー”で、
土に命を与える作陶を目指す
生年月日 | 1952年1月6日 |
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出身地 | 山口県萩市 |
所属 | 萩陶芸家協会正会員 |
窯元名 | 光彩庵 |
開窯年 | 1991年 |
所在地 | 〒759-3611 山口県萩市大井3437-3(Googleマップ) |
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電 話 | 0838-28-0277 |
交 通 | 大井橋すぐそば |
駐車場 | 50台 |
展示場 | 有(多彩な色が特徴です。) |
二十歳の頃、土を操るろくろの技に憧れ、土を成形して多彩なものを創り上げるという、陶芸のプロセスに感動した山根清玩。
ただ創作が好きだから始めたという陶芸のレベルではなく、陶芸の道で生きるという強い意志を持ってこの世界へ入った陶芸家です。
現在まで、誰の手も借りずに試行錯誤を繰り返しながらも、独学で技を磨きました。研究に日々を費やし、失敗を重ねながら得た己の技を蓄積し、十五年が経った一九九一年に、念願の光彩窯を開業しました。
伝統美のある茶陶や食器、壺、大皿を作陶する日々ですが、“光彩窯”と称するように多彩な色づかいが特徴です。特にブルーの色を出すことを得意とし、生み出す作品は“清玩ブルー”と呼ばれ定評のある一品です。今後はさらに研鑽を積み、青色を極めたいと熱く語ります。
「萩の茶碗には、素材の中に何か神秘的なものを感じるんです。果てしない宇宙のような何かをね。でもそれがわからないとしても、その中に別の何かを発見できる。偶然の中の必然とでも言うのでしょうか。それが陶芸の魅力だと思うんですよ。この世界に浸れる自分に幸せを感じています。」
『自分を飽きさせない仕事をしろ』と自身に言い聞かせ、「日常に流れることなく、常に新鮮な仕事がしたい。己に負けないように一歩一歩、踏みしめて生きて行きたい。」と語る目差は、光彩庵の名と同じく多彩な光を放っていました。