山口県北部 萩エリア
守繁 徹 Morishige Tohru
茶人達がこよなく愛す侘び・さびの
世界で用と美を兼ね備えた茶陶を追求
生年月日 | 1954年2月7日 |
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出身地 | 山口県萩市 |
所属 | 萩陶芸家協会正会員 |
窯元名 | 萩焼窯元 蓮光山 |
開窯年 | 1967年 |
受賞歴 |
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所在地 | 〒758-0011 山口県萩市椿東船津2545(Googleマップ) |
電 話 | 0838-22-2683 |
交 通 | 松下村塾より徒歩2分 |
駐車場 | 10台 |
展示場 | 有(他 萩市川上惣の瀬2400に蓮光山窯あり 0838-54-2550) |
古くは山崎平左衛門が築いたと言われる古窯を、新たに開窯した蓮光山窯は、川上村惣の瀬の閑静で緑豊かな中に位置します。
父である守繁栄徹の影響を受け、作陶の世界に入りましたが、継承することに対しては自問自答を繰り返しました。
萩に帰るということが条件で拓殖大学へ進学。卒業後は栄徹に師事し、他のお弟子さんに交って厳しく辛い修業の道を歩みます。
「初めてろくろを回したら目が回ってしまって(笑)自分は本当にこの世界で通用するのかって半信半疑でした。修業を積むうちに次第に萩焼が解り始め、独特の土味や萩焼の奥深さをもっと知りたいと思ったのです。」
偉大な父を師とし、その創り出す作品を常に見てきた青年にとって、萩焼への追求は並大抵のものではありませんでした。
特に用と美を兼ね備えた茶陶にはこだわりを持ち、各御家元の茶会にはできるだけ参加させていただくと言います。
なかでも初釜は端麗な茶碗が多く、目と手で器形や風合いなどを堪能して、彼ならではのイメージを膨らませます。
幸いにも陶房の周辺は四季折々に楽しませてくれる草木や野の花に恵まれた自然の宝庫。造形のテーマはこの環境から限りなく広がるのです。
現在は貼り象嵌技法を修得し、バランスを重視した新しい感覚の壺物も制作しています。
茶人達の思想であった侘び・さびを持つ優美な茶碗を一生かけて追求すると力強く語ってくれました。
ある日作業箱整理してると、ふと見慣れない印鑑があった。栄志と彫られている。どのような作品に撃ち込もうとしたのか今となっては解らない、、、が,テーマが決まった。「『栄徹の土を使った栄志印作品』私の新境にある作品です。」