山口県北部 萩エリア
松浦 洞心 Matsuura Doshin
従来の茶陶や萩焼の枠を超えた創作を
展開伝統の上に若い感性を表現する後継者
生年月日 | 1975年5月29日 |
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出身地 | 山口県萩市 |
所属 | 萩陶芸家協会理事 |
窯元名 | 松雲山窯 |
開窯年 | 1980年 |
受賞歴 |
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所在地 | 〒758-0011 山口県萩市椿東中之倉2252-2(Googleマップ) |
電 話 | 0838-25-5366 |
交 通 | 東光寺より徒歩5分 |
駐車場 | 1台 |
展示場 | 有(和室) |
H P |
現代の萩焼を代表する陶芸家のひとり、松浦無元の長男として生まれた松浦洞心。
父・無元の傍らで職人技を見続け、現在は同じ仕事場で茶陶や日常食器をメインに、色、フォルムも含めて、デザインを重視した斬新な作陶を目指しています。
「私にとって萩焼とは、火と土と人間の精神が織り成す創作物。温故知新の精神を持って萩焼のイメージを広げ、現代の萩焼を作りたいと思うのです。本来の萩焼らしいやわらかな枇杷色や白色の釉薬の色彩、土のぬくもり、使い込むほどに表情を変える萩の七化けの面白さに魅かれながらも、現代的なフォルムや色彩を持った作品に創作意欲が駆り立てられます。現在では生命のようにゆらぎながら螺旋を描く事でひとつの形が作り上げられる「鎬流紋」という削りの技法を用いて作陶しています。その中に込められた力強さや、生命力を感じていただけたらと思います。」
時代を担う二代目の力強い言葉は、四百年の伝統を守りながらも若手作家が活躍する、新しい「萩焼」を感じさせてくれました。