山口県北部 萩エリア

内村 幹雄 Uchimura Mikio

のどかな日常に視点をおいた
うつわづくり


生年月日1952年1月1日
出身地山口県萩市
所属萩焼伝統工芸士会 会長

萩陶芸家協会監事
窯元名ウチムラ工房
開窯年1985年
受賞歴
  • 1997年アジア工芸展 福太郎賞
  • 1999年花のすみか大賞 優秀賞
  • 2006年用の美 優秀賞
所在地〒754-0411 山口県萩市大字明木3361−1(Googleマップ
電 話0838-55-0817
交 通萩中心部より車で15分(バスで25分)
駐車場
展示場

有(来訪は事前に連絡を)


 大学卒業後、二年間のサラリーマン生活を経て、陶芸の道に進みました。備前陶芸センターで学んだ後、萩焼窯元で修業を重ね、一九八五年に生まれ故郷の旭村明木(現在の萩市)に窯を築き独立しました。
 平成の大合併で、かつての「村」の名称はなくなりましたが、今でも明木の中央を、昔はサケが遡上したという清流、明木川が流れています。その川は子どもの頃からの遊び場で、初夏のホタル、アユなどが見られます。四季折々に変化する田園風景は、作陶の創作と意欲に大きな影響を与えています。
 萩焼の伝統を踏まえて作るふだん使いの器は、「毎日使ってもらえるもの、あまり主張しないもの」であることを心がけています。のどかな日常に視点をおいた器には、暮らしのぬくもりが漂います。「口下手なので、器にしゃべってもらうんです」と気負いのない自然な作品のスタイルです。
 仕事や普段の生活を通して知り合った人々や好きな旅行で歴史・文化に触れ、感じたことを大切にしながら、これから先も作陶に生かすことができれば幸いです。