山口県北部 萩エリア
厚東 孝明 Koto Komei
土とのつきあいを基本にして
将来はオブジェに自己表現を
生年月日 | 1975年8月15日 |
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出身地 | 山口県萩市 |
所属 | 日本工芸会 萩陶芸家協会理事 |
窯元名 | 小萩窯 |
開窯年 | 1970年 |
受賞歴 |
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所在地 | 〒758-0011 山口県萩市前小畑一区4321(Googleマップ) |
電 話 | 0838-25-3393 |
交 通 | JR東萩駅より越ヶ浜方面徒歩15分 |
駐車場 | 6台 |
展示場 | 有(茶陶から雑器まで展示) |
H P | |
大阪の専門学校、京都造形芸術大学で陶芸、彫刻、ガラス工芸を学んだのち、帰萩して父建信に師事。「小さいころから、父の姿を見て育ちましたので、(陶芸の道に)あまり抵抗がありませんでした」。京都時代、卒業制作を前衛的なオブジェにするかどうか迷っていたところ、先生にいわれた「やったらよろしいがな」の明快なひと言に、「だれに何をいわれようが、自分のやりたいことをやろう」と生き方までを決めたそうです。
作陶生活に入って早速、萩焼新進作家展に出品します。作品は掻き落しの鉢です。化粧掛けをした素地を剣先などで掻いて文様を刻む手法で、砂を混ぜた鬼萩風の素地を削ると温もりのあるモダンな感じに仕上がり、「洋花に映える」と花器にも応用していく発想が芽生えます。続いて父建信との親子展も開きました。
「恥をかいてこい」と勧められた二回の出品で、展示の仕方、人と交わり、話ができる雰囲気が分かりました。父の作品に似ているといわれ、「ちょっとうれしい半面、早く自分の作品とわかってものえるものを作りたい」 形のモチーフは、景色、建物、町、自然と目に入るものすべてが対象となります。また、焼きから逆算して成形はロクロ、手捻り、型づくりか、そして、のぼり窯かガス窯か、釉薬はと、どうしても考えこんでしまいます。しかし、「練りこみなど土とのつきあいが大切、粘土にこだわり、気持ちを入れること」という原点に立ち返り、「簡単なものほど大変」という心境に至ります。
「有言実行」がモットー。技術とともに、精神を集中し、平常心を鍛えて、これからは茶陶にも精進。いずれはオブジェにも挑戦する、今はその準備期間のようです。