山口県西部 下関・宇部エリア
アッヅォリ・エリック ATZORI Eric
日本の陶芸に惚れ込んだパリジャン
エスプリ ドゥ ジャポンを追求
生年月日 | 1964年7月28日 |
---|---|
出身地 | フランス パリ |
所属 | 萩陶芸家協会正会員 |
窯元名 | アトリエ テール エ フー |
開窯年 | 2002年 |
受賞歴 |
|
---|---|
所在地 | 〒759-6301 山口県下関市豊浦町川棚1481-22(Googleマップ) |
電 話 | 070-7658-3427 |
交 通 | JR宇賀本郷より徒歩10分 |
駐車場 | 有:カフェ テール エ フー 内 |
H P |
日本人の奥様から勧められて陶芸を始めたフランス、パリ出身のアッヅォリ エリック。最初は趣味として楽しんでいるうちに、日本の陶芸の魅力に取り付かれこの世界に入りました。その経緯を伺っていると偶然が多いのに驚きます。ヴァカンス先で土産屋の陶芸家と親しくなった彼は、パリ在住の友人を紹介されました。そしてその友人が習っていたという陶芸の先生を紹介してくれることに。その先生は偶然にも日本人の女性陶芸家で、アトリエが自宅から五十メートルしか離れていなかったというのです。
何もかもが鎖のように繋がっていたその縁を大切に思い陶芸の技を磨きました。天性の才を発揮し、茶碗、コップなどの日常食器からオブジェなど、形にこだわり独創性の溢れる世界でひとつしかない作品、他と同一性がなく常に新しい発想でオリジナリティーのある作陶を目指して錬磨する毎日です。
「萩にはすばらしい陶芸家たちがいます。彼らから大きなパワーをいただいています。」萩焼はもちろん萩の町も大好きな彼は、欧州と日本の陶芸をいかに自分のなかで融合させるかで格闘中。「なぜなら日本には茶の文化があり欧州と美意識がちがいます。だからこそ碗なりと高台の微妙な感覚をつかむのに苦労しています。」
三十三歳で陶芸と出会い日本の陶芸に恋したフランスの青年は、三十五歳で陶芸を一生の仕事にしようと決意しました。築八十年という古い日本家屋を自らの手で改装したアトリエは、和と洋のバランスが心地良く、作家の日本文化に対する深い造詣が伝わってきます。