山口県北部 萩エリア

船崎 透 Funasaki Tohru

柔軟な土の動きに生命力を


生年月日1964年12月4日
出身地島根県
所属日本陶磁協会会員
萩陶芸家協会理事
窯元名船崎窯
開窯年1976年
受賞歴
  • 2009年日本陶芸展 入選
  • 2011年萩市文化奨励賞 受賞
  • 2013年萩の陶芸家たち展 大賞
所在地〒758-0011 山口県萩市椿東後小畑一区(Googleマップ
電 話0838-26-5552
交 通JR東萩駅より益田方面へ車で5分
駐車場3台
展示場

有(来場前に要連絡)


 凛とした器形が美しく、また力強くもあり、20周年記念展の大賞に相応しい作品である。素地には大道土と見島土のブレンド土を用い、流文をフリーハンドで彫り込んだ後、その上から見島土をベースとした釉薬を掛けている。この釉薬のしっとりとした質感と流文を際立たせるように施された白萩釉の巧みさ、そして二つの釉薬による褐色と白色のコントラストが、この作品を強く印象づけている。この作品は萩焼の素材と技法のさらなる可能性をも示しているといえよう。
                                           唐澤 昌宏(東京国立近代美術館 工芸課長)